November 04, 2008
アルスヴェンスカン第29節・カルマルの優勝は最終節に持ち越し
11月1‐3日にサッカースウェーデンリーグ、アルスヴェンスカン第29節が行なわれた。
残り2節の時点で、優勝争いはカルマルとエルフスボリの2チームに絞られていた。両チームの勝ち点差は3。首位カルマルが勝利し、エルフスボリが勝ち点3を獲得できなければ、その時点でカルマルの優勝が決定するという状況だった。
初優勝へ向けてまい進中のカルマルは、すでに降格が決定している最下位ノルショーピンを本拠地フレデリクスファンスに迎えた。
試合は、両チームの順位を反映したかのような展開になり、カルマルは一方的に攻める。だが、なかなかボールがゴールネットに収まらない。そんななか、10分過ぎにチームの中心であり得点ランキング首位のパトリック・インゲルステンが負傷で交代を余儀なくされピッチを退くことに。
エースを失ったカルマルに暗雲が立ち込め、前半も残りわずかに。このままハーフタイムを迎えるかに思われたが、41分、スタジアムが爆発する。ラスムス・エルムがノルショーピンのゴールネットを揺らし、待望の先制点を挙げた。これで勢いづいたカルマルは、そのわずか1分後にラスムスの兄ヴィクトルが加点し、最高のかたちで45分を終えることになった。
「前半終了間際に2点を挙げることができて、すべてのプレッシャーから解放された」というヴィクトルの言葉どおり、後半に入るとカルマルは水を得た魚のように溌剌としたプレーをみせ、ノルショーピンを蹂躙するようなサッカーを展開。その主役は、今季終了後にオランダのへーレンフェーンに移籍することになっているヴィクトルだった。192センチのこの長身MFは、得意の直接フリーキックを含め4得点を挙げる活躍。終わってみれば、カルマルのスコアには6が表示されていた。
前日のカルマルの勝利を受けたエルフスボリにとって、ハルムスタッドとの一戦は勝ち点3獲得が必須だった。とはいえ、カルマルとの11という得失点差を考慮すれば、エルフスボリの2シーズンぶりの優勝はもはや絶望的な状況。GKヨハン・ヴィランドなどは「すでに来季のことを考えている」と発言しており、チーム内にも諦めのムードが漂っているは明らかだった。
それでもエルフスボリは、終盤の8分間で3点を挙げてカルマルの優勝を食い止めた。
最終節、カルマルは敵地でハルムスタッドと、エルフスボリも同じく敵地でゲフレと対戦する。両チームの得失点差は8。カルマルが大敗し、エルフスボリが大勝しない限り、「スモーランドの誇り」の初優勝が決定する。
なお、今節では3選手が本拠地のサポーターの前で退団セレモニーを行なった。来年1月からオランダのへーレンフェーンに移籍するヴィクトル・エルム(カルマル)、同じく来季からデンマークのコペンハーゲンでプレーすることになっているヴィランド(エルフスボリ)、そして今季限りでスパイクを脱ぐことになっているニクラス・アレクサンデション(ヨーテボリ)だ。
とりわけアレクサンデションは、自らゴールを決める活躍を見せ勝利に貢献。試合中、8000人のサポーターが終始”アレックス”(アレクサンデションの愛称)とコールし、36歳のベテランの引退に花を添えた。アレクサンデションは試合後、涙を流しながらサポーターに別れを告げた。
各試合の結果は以下のとおり。
11月1日
ユングシーレSK0‐3ガイス
24分 ビョルン・アンデション(0‐1)
55分 ド・カルモ(0‐2)
87分 トミー・リーセン(0‐3)
11月2日
カルマルFF6‐0IFKノルショーピン
41分 ラスムス・エルム(1‐0)
42分 ヴィクトル・エルム(2‐0)
48分 ヴィクトル・エルム(3‐0)
73分 ダニエル・ロペス(4‐0)
78分 ヴィクトル・エルム(5‐0)
90分 ヴィクトル・エルム(6‐0)
GIFスンズヴァル1‐2オレブロー
28分 セバスティアン・ヘンリクソン(0‐1)
31分 ロベルト・マンボ・ムンバ(1‐1)
92分 エリック・マグローア(1‐2)
トレッレボリFF3‐3ゲフレIF
26分 クリスティアン・ハイネス(1‐0)
28分 アンドレアス・ドルッゲ(2‐0)
68分 ハンス・ベリィグレン(2‐1)
73分 ヨナス・ランット(2‐2)
83分 ラスムス・ベングトソン(3‐2)
87分 ハンス・ベリィグレン(3‐3)
AIKソルナ3‐1ヘルシンボリIF
56分 ミラン・ブルジッチ(1‐0)
64分 ミラン・ブルジッチ(2‐0)
68分 ガブリエル・オスカン(3‐0)
84分 トビアス・ホルムクヴィスト(3‐1)
IFKヨーテボリ3‐1ユールゴーデン
10分 ポントゥス・ヴェルンブローム(1‐0)
22分 ニクラス・アレクサンデション(2‐0)
51分 クシ・アサレ(2‐1)
56分 トビアス・ヒーセン(3‐1)
ハンマビー3‐6マルメFF
9分 ロベルト・オーマン(0‐1)
11分 チャーリー・デイヴィス(1−1)
18分 オロフ・グーテシュタム(2‐1)
24分 イェフレイ・アウビーン(2‐2)
30分 イェフレイ・アウビーン(2‐3)
34分 ホセ・モンテイロ(3‐3)
37分 ダニエル・アンデション(3‐4)
55分 イェフレイ・アウビーン(3‐5)
94分 ジミー・トウマ(3‐6)
IFエルフスボリ3‐0ハルムスタッドBK
74分 フレデリク・ベリィルンド(1‐0)
78分 エーミル・バイラミ(2‐0)
82分 ラーシュ・ニルソン(3‐0)
| 順意表 | ||||
| チーム名 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 |
| カルマル | 63 | 20 | 3 | 6 |
| エルフスボリ | 60 | 18 | 6 | 5 |
| ヨーテボリ | 54 | 15 | 9 | 5 |
| ヘルシンボリ | 51 | 15 | 6 | 8 |
| AIK | 42 | 11 | 9 | 9 |
| マルメ | 41 | 11 | 8 | 10 |
| ハンマビー | 41 | 11 | 8 | 10 |
| ハルムスタッド | 40 | 11 | 7 | 11 |
| オレブロー | 39 | 10 | 9 | 10 |
| ガイス | 38 | 9 | 11 | 9 |
| トレッレボリ | 37 | 8 | 13 | 8 |
| ユールゴーデン | 36 | 9 | 9 | 11 |
| ゲフレ | 28 | 7 | 7 | 15 |
| ユングシーレ | 24 | 6 | 6 | 17 |
| スンズヴァル | 22 | 5 | 7 | 17 |
| ノルショーピン | 17 | 3 | 8 | 18 |
| 得点ランキング | |
| 選手名 | |
| パトリック・インゲルステン(カルマル) | 18 |
| ヴィクトル・エルム(カルマル) | 15 |
| アンセルモ(ハルムスタッド) | 15 |
| ヘンリク・ラーション(ヘルシンボリ) | 13 |
| チャーリー・デイヴィス(ハンマビー) | 12 |
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コメント一覧
コメントありがとうございます。
ヴィクトル・エルムは楽しみな逸材ですよね。来年からはオランダでプレーすることになりますが、国際的な選手になってほしいと思います。
トイヴォネンですが、現在PSVが興味を示しているようです。エルム同様にオランダ行きなるか、今後の動向に注目です。
キムは、国際的に過小評価されている選手のひとりだと思います。その左足は威力、精度ともにワールドクラスなのは疑う余地がありません。それに、あまり知られていませんが俊敏性もあります。攻撃に必要なあらゆる能力を高いレベルで備えているこのタレントが、リヨンでなぜ出番が少ないのか、理解に苦しみますよ。
